福岡県ワンヘルス推進ポータルサイト
ワンヘルス(One Health)とは、
「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を
一つの健康と捉え、一体的に守っていくという考え方です。
私たちが健康に暮らしていくためには、地球に暮らす動物、
そして地球自身も健康である必要があります。
そして、この考え方は、世界的に広がってきています。具体的には、森林破壊や気候変動などが引き金となっている人獣共通感染症や抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなる薬剤耐性に関し、ワンヘルス・アプローチに基づいて取り組んでいくことが、G7サミットや生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)などの国際間の枠組みで合意されています。
2004(平成16)年にアメリカで開催された「“One World-One Health”」をテーマにしたシンポジウムにおいて、世界保健機関(WHO)など世界中の専門家が、感染症リスクの抑制を図る戦略的枠組みとして提示した12の行動計画「マンハッタン原則」が制定されました。その後、2012(平成24)年に世界獣医師会と世界医師会が「ワンヘルス推進の覚書」を調印したことで、ワンヘルスの取組は、医学と獣医学の垣根を越えて世界に広まることになりました。
2004年(平成16年) | WCS(Wildlife Conservation Society, 野生生物保護協会) マンハッタンの原則「One World, One Health」制定 |
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2010年(平成22年) | 日本獣医師会 活動指針を制定 「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」 |
2012年(平成24年) | WMA(World Medical Association, 世界医師会)と WVA(World Veterinary Association, 世界獣医師会) ワンヘルス推進の覚書を調印 |
2013年(平成25年) | 日本医師会と日本獣医師会 ワンヘルス推進のための学術協定を調印 |
人、動物、環境のそれぞれが生態系の中で相互に密接につながり、支えあっていることを表しています。
また、クリーンで明るい色で、健康で健全な状態を次世代に継承していくという希望をこめています。
ロゴマークの使用を希望される方は、下記リンクのページを御確認の上、申請書類を提出してください。
※「ワンヘルス宣言事業者登録制度」の登録事業者・団体がワンヘルスの普及啓発を目的としてロゴマークを使用される場合は、申請不要です。
国、県、市町村それぞれの取組について、以下のリンクからご覧いただけます。